こんにちは、がおです。
先日、子どもの運動会がありました。5月開催の運動会、昔は秋だったよなぁと思いながら、写真撮影のために持っていったのは我が家のソニーα7c。でも「あれ?望遠レンズがない…」という事態に。
今回はこの経験を踏まえて、小学校の運動会でどのようなレンズが必要なのか、そして最近の運動会が春開催になっている理由について考えてみたいと思います。
目次
- 運動会の時期はなぜ変わったのか?
- 小学校の運動会で必要なレンズとは
- α7cに最適な望遠レンズの選択肢
- 運動会撮影のコツとカメラ設定
- まとめ:来年の運動会に向けて
1. 運動会の時期はなぜ変わったのか?
「運動会といえば秋」というイメージがあった方も多いのではないでしょうか?私もそうでした。調べてみると、運動会の開催時期は近年大きく変化していることがわかりました。
春と秋、半々の開催状況
現在の日本の学校の運動会開催時期は、春と秋でほぼ半々となっています。学研キッズネットが2023年に行った調査によると、「春開催51%」「秋開催49%」という結果が出ています。かつては秋の行事だったものが、ここまで春開催が増えたのはなぜでしょうか。
気候変動による影響
最大の理由は気候変動です。地球温暖化の影響で、9月から10月にかけての気温が上昇し、熱中症リスクが高まっているのです。一方で5月は比較的過ごしやすい気温であることが多く、安全面から春開催へとシフトする学校が増えています。
地域差も明確に
興味深いことに、運動会の開催時期には地域差があります。北海道などの寒冷地では5月の開催が主流、一方で西日本など温暖な地域では10月開催が多い傾向にあります。これは地域ごとの気候特性を考慮した判断と言えるでしょう。
2. 小学校の運動会で必要なレンズとは
さて、本題の運動会撮影に必要なレンズについて考えてみましょう。小学校の運動会で子どもの姿を撮るには、どのような焦点距離が必要なのでしょうか?
小学校の校庭は意外と広い
幼稚園・保育園と比べて、小学校の校庭はかなり広くなります。自分の子どもが競技する場所は観客席から遠いことが多く、望遠レンズがないと子どもの表情まで撮ることは難しいのです。
プロのカメラマンによると、小学校の運動会では以下の焦点距離が目安になります:
- 全身を収めるなら:300mm程度
- 表情や競技の一瞬を捉えるなら:400mm程度
フルサイズとAPS-Cの違い
私のα7cはフルサイズセンサーなので、同じ焦点距離でもAPS-Cカメラ(センサーが小さいカメラ)と比べると、より広い画角になります。APS-Cカメラであれば200mmのレンズでも換算約300mmの画角が得られますが、フルサイズでは文字通り200mmの画角となります。
つまり、フルサイズカメラを使っている場合は、より長い焦点距離のレンズが必要になる傾向があります。
3. α7cに最適な望遠レンズの選択肢
α7cはソニーのEマウントを採用しているコンパクトフルサイズカメラです。このカメラに合う望遠レンズをいくつか検討してみましょう。
純正レンズの選択肢
- Sony FE 70-200mm F4 G OSS
- 比較的コンパクトで高画質な選択肢
- 運動会では少し焦点距離が足りないかも
- 手ブレ補正搭載で使いやすい
- Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
- 300mmまでカバーできる実用的な望遠域
- 小学校の運動会なら全身撮影に十分な焦点距離
サードパーティ製レンズの選択肢
- TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
- コストパフォーマンスに優れた選択肢
- 軽量でα7cとの相性も良い
- TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD
- 広角から望遠までカバーできる便利なレンズ
- 1本で運動会全体をカバー可能
- TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
- 運動会に理想的な望遠域をカバー
- やや大きくて重いが、表情撮影もバッチリ
どのレンズを選ぶべきか?
最適なレンズを選ぶには、以下の条件を考慮する必要があります:
- 使用頻度:運動会だけで使うなら、レンタルも視野に
- 予算:高価な純正レンズか、コスパの良いサードパーティ製か
- 持ち運びのしやすさ:α7cの機動性を生かせる軽量なものが理想的
- 他の用途:家族旅行や子どもの日常撮影でも使えるか
私の分析では、TAMRON 70-300mmが最もバランスが良さそうです。コストパフォーマンスに優れ、小学校の運動会なら十分な焦点距離をカバーしています。さらに軽量なので、α7cのコンパクトさを活かせるでしょう。
4. 運動会撮影のコツとカメラ設定
せっかく良いレンズを用意しても、カメラの設定が適切でなければ良い写真は撮れません。運動会撮影に適した設定を考えてみましょう。
基本設定
- シャッタースピード:動きのある場面では1/500秒以上を確保
- 絞り値:F5.6〜F8.0程度(被写体と背景の分離、ピントの許容範囲のバランス)
- ISO感度:できるだけ低く、必要に応じて上げる(α7cは高感度耐性が良い)
- ドライブモード:連写モード(子どもの一瞬の表情を逃さない)
- フォーカスモード:連続AFでトラッキング(走っている子どもを追いかける)
撮影位置の工夫
小学校の運動会では、撮影位置も重要です。できれば以下のポイントを押さえましょう:
- 太陽の向きを考慮し、逆光にならない位置を選ぶ
- 自分の子どもが多く通過する場所の近くに陣取る
- 競技によっては移動して最適な角度から撮る
メモリカードと予備バッテリーの準備
1日中撮影することを考えると、大容量のメモリカードと予備バッテリーは必須です。α7cは省電力設計ですが、連写を多用すると予想以上にバッテリーを消費します。
5. まとめ:来年の運動会に向けて
今年の運動会では望遠レンズがなく、思うような写真が撮れなかったことが悔やまれます。しかし、次回の運動会に向けて準備をしておけば、子どもたちの素晴らしい瞬間をもっと素敵に残せるでしょう。
私の結論
- α7cには70-300mm程度の望遠レンズが小学校の運動会撮影には最適
- TAMRON製の比較的安価なレンズでも十分な画質が得られる
- レンズを買うかレンタルするかは、使用頻度と予算で判断
運動会の春開催は今後も増加?
温暖化の影響でさらに気温が上昇すれば、春開催の運動会は今後も増加すると予想されます。ただし地域によっては、春も暑くなってきているため、より涼しい時間帯への変更や、運動会自体のプログラム変更なども検討されているようです。
時代の変化とともに学校行事も変わりますが、子どもたちの成長を記録するカメラマンとしての親の役割は変わりません。次回の運動会では、より良い機材と知識で、子どもたちの思い出をしっかり残したいと思います。
皆さんも、お子さんの運動会撮影の参考にしてみてください!
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