こんにちは、がおです。
いよいよ待ちに待ったNintendo Switch 2が6月に発売されましたね。わが家でも子供たちが大興奮で「絶対に手に入れる!」と意気込んでいましたが、実際のところどうだったでしょうか。

SNSやゲーム系のサイトでは「マイニンテンドーストア第3回抽選の当選率は○○%でした!」といった情報がよく見かけますが、これって本当に「欲しかった人が手に入れられた割合」を表しているのでしょうか?
今回は、論理的思考を駆使して、この疑問にフェルミ推定で答えてみたいと思います。
前提条件を整理してみよう
まず、問題を分析するために必要な前提条件を整理しましょう。
任天堂の公式発表データ
- Switch 2の初年度販売目標:1,500万台(全世界)
- マイニンテンドーストア第1回抽選応募者数:約220万人
- 発売時期:2025年6月
日本のゲーム市場データ
- 日本のゲーム人口:約5,553万人(2023年)
- 日本の世帯数:約5,700万世帯
- Nintendo Switchの普及状況:累計1億5,212万台(全世界)

フェルミ推定で分析開始!
さて、ここからが本題です。「Switch 2が欲しかった人が発売日に手に入れられた割合」を推定してみましょう。
ステップ1:日本でのSwitch 2需要を推定
まず、日本国内でどれくらいの人がSwitch 2を欲しがっているかを考えてみます。
推定根拠:
- 日本のゲーム人口:5,553万人
- このうち、家庭用ゲーム機を利用する人:約60%(3,300万人)
- Switch 2に興味を持つ人:約30%(1,000万人)
- 発売日付近に購入を希望する人:約40%(400万人)
つまり、日本国内でSwitch 2を発売日付近に欲しがる人は約400万人と推定できます。
ステップ2:日本向けの初期供給台数を推定
任天堂の公式発表では、全世界で初年度1,500万台の販売を目標としています。
推定根拠:
- 全世界初年度販売目標:1,500万台
- 日本市場のシェア:約20%(過去のSwitchデータを参考)
- 初年度の日本向け供給予定:300万台
- 発売日から3ヶ月での供給:約25%(75万台)
よって、発売日から3ヶ月で日本に供給される台数は約75万台と推定できます。
ステップ3:実際の入手率を計算
ここで重要なのは、需要と供給のバランスです。
計算:
- 需要:400万人
- 供給:75万台(3ヶ月間)
- 入手率:75万台 ÷ 400万人 = 約18.8%

アンケート結果との比較検証
ここで興味深いのが、各種アンケートで発表されている「当選率30%」という数字との違いです。
なぜ差が生まれるのか?
1. サンプルバイアス
- アンケートに答える人は、より積極的なゲームファンが多い
- 複数の抽選に応募している可能性が高い
- 結果として、当選確率が実際より高く見える
2. 時期の問題
- アンケートは特定の抽選結果のみを対象
- 継続的な供給を考慮していない
- 転売市場での流通を含まない
3. 「欲しい人」の定義の違い
- 抽選に応募した人 ≠ 本当に欲しい人全体
- 条件(50時間プレイ等)で絞られた母集団
- 潜在的な需要を含まない
より現実的な推定値
これらの要因を考慮すると、より現実的な推定は以下のようになります:
発売から3ヶ月間でSwitch 2を手に入れられた人の割合:約15-25%
つまり、Switch 2が欲しかった人の4〜5人に1人しか、発売日付近には手に入れることができなかったという計算になります。
子供を持つ親として思うこと
この数字を見ると、わが家でも「絶対に手に入れる!」と息巻いていた子供たちですが、実際はかなり厳しい戦いだったということがわかります。
ただし、これは発売直後の話。任天堂も継続的に生産を拡大していくでしょうし、夏休みに向けてさらに供給は増えると予想されます。
大切なのは、「みんなが持っているから」ではなく、「本当に遊びたいゲームがあるから」という理由で購入を検討することですね。
まとめ:データから見える真実
フェルミ推定による分析の結果、以下のことが明らかになりました:
- 発売日付近でSwitch 2を手に入れられた人は、欲しがっていた人の約20%程度
- アンケートで発表される「当選率30%」は、実際の入手率より高めに出る傾向
- 需要に対して供給がまだまだ追いついていない状況
こういった分析をすることで、メディアで報じられる数字の背景にある現実が見えてきます。子供たちにも、「数字の裏にある意味を考える」ことの大切さを教えていきたいですね。
皆さんは無事にSwitch 2を手に入れることができましたか?コメントで教えてください!
それでは、今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
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