こんにちは、がおです。
遂にFF MTGセットが発売されましたね!私も早速プレイブースターを1ボックス購入して、運良くキスティス先生を2枚もゲットできました。今回はFFコラボカードを使ったスタンダードデッキの構築について、詳細な分析とともに考察してみたいと思います。

デッキ候補の検討
現在考えているデッキは以下の2つです:
1. セシル+闇の腹心デッキ(闇単色)
セシルをフィニッシャーとした闇単構成です。闇の腹心との相性を活かし、安定した勝利パターンを構築できそうです。
2. シド、独創的な革新者大量投入デッキ(青白)
シド、独創的な革新者を軸とした青白デッキですね。これは昔友人が使っていた「筋肉スリヴァーばかりを入れたインチキデッキ」を思い出します。あの頃のスリヴァーデッキの圧倒的なパワーは今でも印象に残っています。

黒単セシルデッキの詳細分析
まず、黒単セシルデッキの核となるカードを詳しく見てみましょう:
キーカード分析
暗黒騎士、セシル
1マナ2/3接死という破格のスペックを持つクリーチャーです。FF4の主人公セシルの暗黒騎士からパラディンへの転身ストーリーを完全再現しており、ゲーム的にも非常に強力です。ダメージを与えるたびにライフを失うデメリットはありますが、接死により大型クリーチャーとも対等に戦えます。
闇の腹心
2マナ2/1で毎ターンドロー能力を持つ、かつてスタンダードで猛威を振るった再録カードです。土地がめくれた時の爆発力は今でも健在で、ライフロスのデメリットをセシルの変身条件として活用できる点が秀逸です。
シナジー構築
黒単セシルデッキの強みは、ライフロスをメリットに変換できる点にあります:
- セシルの早期変身:闇の腹心や「忍者」の双剣によるライフロスでセシルの変身を加速
- アグレッシブな展開:1マナ2/3接死の圧倒的序盤性能
- カードアドバンテージ:闇の腹心による継続的なドロー
黒単デッキの追加サポートカード
- 威名のソルジャー、セフィロス:生け贄戦略のフィニッシャー
- ヴィンセント・ヴァレンタイン:変身能力と除去耐性
- 闇のクリスタル:墓地活用とリアニメイト戦略
- 苦悩の竜騎士、カイン:裏切り能力による独特な戦術
- 「忍者」の双剣:ライフロスを活用したドローソース

シド、独創的な革新者青白デッキの構築課題と解決策
シド、独創的な革新者デッキについて詳しく分析してみましょう:
シド、独創的な革新者の特徴
基本能力:
- 青白4マナ4/4の伝説のクリーチャー
- デッキに何枚でも入れることができる特殊ルール
- サイクリング能力で手札交換が可能
- 自分と墓地の工匠の数だけアーティファクト・クリーチャーと英雄を強化
革新的な戦略:
- 複数のシドを墓地に送り込んで修正値を爆発的に上昇
- アーティファクト・クリーチャーや英雄との強力なシナジー
- 15種類の異なるアートが存在する収集性の高さ
青白デッキのサポート戦略
昔のスリヴァーデッキとの最大の違いは、シド自身は対象にならない点です。そのため以下の戦略が重要になります:
- 墓地肥やし戦略:青の切削呪文やディスカード効果でシドを墓地に送る
- アーティファクト・クリーチャーの展開:シドの恩恵を受けられる脅威を多数展開
- 英雄との連携:キスティス先生などの英雄クリーチャーでシナジーを構築
青白特有のサポートカード
- キスティス先生:英雄クリーチャーとしてシドの恩恵を受ける優秀なコントロール要素
- 魔導戦士、ティナ:エンチャント回収とリソース確保
- スピラの希望、ユウナ:エンチャント・クリーチャーのリアニメイト戦略
- 苦々しい再会:ディスカードによる墓地肥やしとドロー
- 逸失への恐怖:昂揚条件下での強力な脅威

シドデッキの革新的アプローチ
シド、独創的な革新者の最大の魅力は「何枚でもデッキに入れられる」点です。これにより従来のデッキ構築論を覆す戦略が可能になります:
大量シド戦略
- 8枚以上のシド投入:引く確率を大幅に向上
- 墓地シドの活用:サイクリングや切削で意図的に墓地送り
- 修正値の爆発力:墓地に4枚あれば+4/+4の全体強化
従来のスリヴァーとの比較
昔の筋肉スリヴァーは場にいるスリヴァー全てを強化しましたが、シドは:
- 墓地からも影響を与える持続性
- アーティファクト・クリーチャーという幅広い対象
- 4マナ4/4という単体でも実用的なスペック
- サイクリングによる手札の質の向上
トランプル付与問題の解決策
昔のスリヴァーデッキでは有角スリヴァーがトランプルを全体に付与していましたが、現在のスタンダード環境でのシドデッキでは以下のアプローチが考えられます:
青白での解決策
- 装備品戦略:コーリ鋼の短刀や冒険者の装具などでトランプルを付与
- 回避能力重視:トランプルではなく飛行や接触ダメージ回避で押し切る
- 数的優位:複数の強化されたクリーチャーで物量作戦
- コントロール要素:相手のブロッカーを除去で排除
現環境での位置づけ
現在のスタンダード環境では、イゼット果敢デッキが最強の座に君臨しています。FFカードを使ったデッキがこの環境でどの程度戦えるかは実際のプレイテストが必要ですが、以下の要素が期待できます:
黒単セシルの環境適応性
- 1マナ2/3接死による序盤の圧倒的優位
- イゼット果敢に対する接死の有効性
- 闇の腹心による継続的なカードアドバンテージ
- 既にスタンダードチャレンジで7-2の好成績実績
シド青白の環境適応性
- コントロール戦略による中長期戦への適応
- キスティス先生による除去・対策の充実
- アーティファクト・シナジーによる独自の戦術展開
- 墓地利用による持続的なアドバンテージ
今後の方針と実戦テスト
両デッキとも魅力的ですが、まずは以下の優先順位で構築を進めたいと思います:
- 黒単セシル:より分かりやすいシナジーで組みやすく、即戦力として期待
- シド、独創的な革新者青白:キスティス先生を2枚活用できる革新的な戦略デッキ
特にシド、独創的な革新者は、15種類の異なるアートでコレクション性も高く、デッキ構築の幅も従来のMTGにはない斬新さがあります。何枚でも入れられるという特殊ルールを最大限活用し、墓地の工匠数による修正値の暴力を体感してみたいですね。

まとめ
FF MTGセットは、懐かしさと新しい戦略性を両立した素晴らしいコラボレーションだと感じています。特に暗黒騎士セシルの完璧なフレーバー再現と、シド、独創的な革新者の革新的なデッキ構築ルールは、FFファンとしてもMTGプレイヤーとしても大満足です。
シド、独創的な革新者の「何枚でも入れられる」という特殊ルールは、まさにFFシリーズでシドが毎作品に登場する設定を完璧に再現しており、ゲームデザインの妙を感じます。
皆さんはFFコラボカード、どのように活用されていますか?特にシド、独創的な革新者を使った面白いコンボや意外な組み合わせがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
次回の記事では、実際に組んだデッキリストと初期テスト結果をレポートする予定です。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
今回の記事で使用した画像は全てPexelsから引用しています。カード情報は公式ソースおよび各種MTGコミュニティの分析を参考にしています。
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