コンサルパパの雑記ログ

こんにちは、がおです。

先日お伝えしたGPT-OSS-20Bの導入結果、正直なところ「何とも言えない結果」でした。RTX4070Ti（VRAM12GB）+ メインメモリ16GBの構成で、わずか12.64トークン/秒という速度。今回は、この問題を数値的に分析し、月曜から金曜まで出張している私の働き方に最適な解決策を見つけましたので、詳しくお伝えします。

🔍 ボトルネック分析：数値で見る真の原因

現在の構成とボトルネック特定

現在のスペック

• GPU：RTX4070Ti（VRAM 12GB）
• メインメモリ：16GB
• 処理速度：12.64トークン/秒

数値で見るボトルネック分析

根本原因：GPT-OSS-20Bは約16GBのVRAMを必要とするのに、12GBしかないため、常にPCIe経由でのデータ転送が発生。これが速度低下の主因でした。

📊 解決策の比較検討：デスクトップ vs ノートパソコン

PC改良案（デスクトップ）

ノートパソコン案

🏃‍♂️ 出張コンサルタント視点：なぜMacBook Airなのか

週5出張の現実を数値化

年間スケジュール実態

• 出張日数：260日/年（週5日×52週）
• 自宅使用：104日/年（毎週末土日）
• 出張時間の比率：71%

この数値を見ると、年間の7割は出張先での作業となります。デスクトップを改良しても、その恩恵を受けられるのはわずか29%の時間だけです。

ゲーミングノート vs MacBook Air：実環境での比較

実効性能比較（出張環境）

結論：理論値では劣るMacBook Airが、実際の出張環境では最も安定した性能を発揮します。

💰 MacBook Air M4 32GB：詳細スペックと価格

Apple公式価格（税込）

推奨構成

MacBook Air 13インチ M4
├─ M4チップ（10コアCPU、10コアGPU）
├─ 32GB ユニファイドメモリ（+60,000円）
├─ 512GB SSD（+30,000円）
└─ 総額：254,800円（税込）

M4チップの技術仕様

🚀 実測パフォーマンスと改善効果

LLM推論速度：実測データに基づく予測

改善予測（実測データ基準）

• 現在：12.64トークン/秒
• MacBook Air M4 32GB：20-25トークン/秒
• 改善倍率：1.9-2.0倍

根拠となる実測データ

• Reddit実測値：MacBook Air M4 32GBでLlama3-8Bが25-30トークン/秒
• 統合メモリ効果：PCIeボトルネック完全回避
• 32GBメモリ：GPT-OSS-20Bが余裕で収納

なぜ32GBが必要なのか

GPT-OSS-20Bのメモリ使用量分析

• モデルサイズ：約16GB（Q4量子化時）
• システム使用量：4-6GB
• 推論バッファ：4-6GB
• コンテキスト領域：4-8GB（長い会話時）
• 安全マージン：2-4GB

合計必要量：30-40GB → 32GBでギリギリ実用的

💡 費用対効果分析：週末自宅作業も考慮したROI

年間での投資効率計算

時間配分ベースのコスト分析

• 出張日数：260日/年
• 自宅日数：104日/年（毎週末）
• MacBook Air日割りコスト：254,800円 ÷ 365日 = 698円/日

使用シーンごとの価値創出

出張での価値創出

移動時間での作業効率化：
新幹線3時間 × 時給10,000円 = 30,000円/日の価値創出
年間出張価値：30,000円 × 260日 = 7,800,000円

自宅での価値創出

週末の深夜作業効率化：
静音性により家族を起こさず集中作業可能
土日各3時間 × 時給10,000円 = 60,000円/週末
年間自宅価値：60,000円 × 52週 = 3,120,000円

総価値創出：7,800,000円 + 3,120,000円 = 10,920,000円/年

投資回収期間：254,800円 ÷ 10,920,000円 = 約8.5日

ROI（投資収益率）：年間4,185%

🎯 実際の使用シナリオ

平日出張シナリオ

シナリオ1：新幹線での移動中（週3-4回）
現状：寝るかメール整理
改善後：GPT-OSSで企画書作成、データ分析レポート作成
価値：1日3時間 → 30,000円相当の作業

シナリオ2：クライアント先での提案準備
現状：事前準備必須、現場での修正困難
改善後：リアルタイムでAI活用した分析・提案修正
価値：より説得力のある提案 → 受注率向上

シナリオ3：ホテルでの深夜作業（完全無音）
現状：資料作成のみ
改善後：AIとの対話で翌日の戦略立案
価値：より洗練されたコンサルティング品質

週末自宅シナリオ

シナリオ4：土日の深夜作業（家族配慮）
現状：デスクトップのファン音で家族を起こす心配
改善後：完全無音で集中作業、AI活用で効率大幅向上
価値：家庭円満 + 高品質な成果物作成

シナリオ5：子供たちとのプログラミング学習
現状：デスクトップは子供には扱いづらい
改善後：MacBookで親子でAI学習、プログラミング教育
価値：教育投資としての長期的価値

✅ デスクトップ改良案との比較

なぜデスクトップ改良ではダメなのか

使用時間配分の現実

• デスクトップ活用可能時間：104日/年（29%）
• MacBook活用可能時間：365日/年（100%）

実質的な性能比較

RTX 4080改良案：
- 最高性能：106トークン/秒
- 活用可能時間：29%
- 実効価値：106 × 0.29 = 30.7相当

MacBook Air M4案：
- 安定性能：25トークン/秒
- 活用可能時間：100%
- 実効価値：25 × 1.0 = 25.0相当

結論：実効価値はほぼ同等ながら、MacBook Airは投資額が25万円少ない

隠れたコスト要因

デスクトップ改良の隠れたコスト

• RTX 4080：35万円
• 出張中は性能ゼロ：機会損失大
• 電力コスト：年間約2-3万円増
• 総コスト：約40万円

MacBook Airの総メリット

• 本体価格：25.5万円
• 365日フル活用可能
• 低消費電力：電力コスト年間約5,000円
• 総コスト：約26万円

📝 最終結論：MacBook Air M4 32GBが最適解

決定的な理由（数値根拠）

1. 確実な性能改善

• 速度：12.64 → 20-25トークン/秒（1.9倍確実）
• 安定性：VRAM制約完全解消

2. 完璧な働き方マッチング

• 出張比率71%に完全対応
• 週末自宅作業でも家族に配慮した静音性
• 365日同一性能保証

3. 異次元の投資効率

• 投資額：25.5万円（デスクトップより10万円安い）
• 年間価値創出：1,092万円
• 投資回収：わずか8.5日

4. ライフスタイル向上

• 家族との時間を妨げない静音性
• 子供たちとのAI学習機会創出
• どこでも同じ作業環境

📋 購入推奨構成と次のアクション

最終推奨構成

MacBook Air 13インチ M4
├─ 10コアCPU、10コアGPU
├─ 32GB ユニファイドメモリ ← 必須
├─ 512GB SSD ← 推奨
└─ 総額：254,800円（税込）

購入方法

• Apple公式サイトで注文
• 配送期間：1-2週間
• 学割適用可能（約15,000円割引）

まとめ

今回の分析で、数値的にも実用的にもMacBook Air M4 32GBが最適解だと確信しました。

週5日出張＋週末自宅作業のライフスタイルにおいて：

• 年間1,092万円の価値創出
• 投資回収8.5日
• 365日フル活用可能
• 家族への配慮も完璧

RTX4080への交換で8.4倍の速度向上も魅力的でしたが、年間の71%を占める出張時間では全く活用できません。さらに、週末の家族時間を考慮すると、静音性は絶対に譲れない要件です。

数値に基づいた冷静な分析により、感情ではなくデータドリブンな意思決定ができました。明日、Apple公式サイトで注文する予定です！